はやての誕生日をなのはさんが今できる(ry
「ふぅ」
はやては一つ、息を吐いた。
もうすぐ、モニタの数字は午前0時を回る。
本局の休憩所で温かなコーヒーを両手で包むと、一口飲んだ。
もう四杯目のコーヒーにいささか飽きてきたものの、ここではそのくらいしか暇を潰すものがなく、かといってこの場を離れるわけにはいかなかったから仕方なくもう一つ口を付ける。
待ち合わせをしていた友人は少し遅れるとのことだが、もし自分がこの場を離れれば会うことができないのではないかといらぬ心配が心から離れず、この場を動けなかった。
端末を使った通信も思念通話もできるのに。
それに久しぶりに会う友人との時間を少しでも削るのは躊躇われた。
じっと時間を示すモニタを見つめる。
あとどのくらいで到着するのだろう。
先ほどからちっとも時間は進まなかった。
友人と待ち合わせをするのはこれが初めてではなく、もう10年近く何度も待ち合わせはしてきたがいつも、ことさら関係を結んでからは友人に会えるだろうかと毎回いらぬ心配をしていた。
特別その友人が時間感覚が緩いわけでも、約束を反故にするような人物でないこともよく理解していたのに。
けれど、顔を見て触れるまでは安心することができなかった。
遅れる理由は仕事なのだから仕方ないし、自分も同じ理由で何度か遅れ、中には会えないこともあった。
こうして待っている間、友人も同じような気持ちでいたのだろうか。
そんなことを考えながらもう一度息を吐いた。
と、急にぱたぱたと人の足音が聞こえガラス張りの廊下に待ち人の姿が見えた。
「はやてちゃん、遅れて、ごめんね……?」
肩で息をする友人は勢いよくドアを開けると、開口一番手を合わせる。
「ええて、お仕事やししゃあないよ。お疲れ様、なのはちゃん」
余程急いで来たのだろう、額にうっすら汗が浮かぶ。
なのはははやての隣に腰を降ろすと、深く息を吸い込み、吐いた。
「なのはちゃん、走って来たん?」
ハンカチを取り出してなのはの額の汗を押さえると、少し赤く染まった顔を覗き込んで微笑んだ。
「だって、もう一時間も遅刻しちゃったし、今日は特別な日なんだよ?」
はやての瞳を見つめながら、なのはがちらり視線をずらすとちょうどモニタが午前0時に切り替わる。
くるり、周りを見渡す友人に少し首を傾げると手を引かれ口付けられた。
少し驚いたがすぐにその意味を察しはやても瞳を閉じ、久しぶりの柔らかい感触に早くも体に熱が篭る。
軽く触れ合うだけの口付けはすぐに終わりを迎え、離れ際に目が合うと柔らかく微笑んだ。
「じゃ、行こっか」
口付けの際に取られた手を改めて繋ぎ直すとなのはが立ち上がり、はやても後に続く。
日付が変わった管理局の廊下は人もまばらで手を取り合っていても誰かに見られる心配はなかった。
唯一灯りが点り騒がしいメカニックの現場を見下ろすと、なのはの目が細められる。
「どないしたん?なのはちゃん」
絡めた指を握りなおして尋ねると、微笑がさらに深くなった。
「うん……、今の訓練でやっと自分のデバイスが交付される子がいるから。きっと、あの中にその子が出会う予定の子がいるんだろうなぁって。すっごくがんばってるから、なんだか私もうれしくなっちゃって」
うれしそうに話すなのはを見るとはやてもうれしくなって、じっと灯りを見つめる。
「そうなんや……。きっと、その子も自分のマスターに会えるのを楽しみにしとるやろなぁ。実はわたしもリインに会える前の日は眠れなかったんよ」
「そっか、今日はリインに初めて出会った記念日でもあるんだね」
はやて自身のリンカーコアを分け与えるという形で生み出されたリインはデバイスであるというよりははやて自身の一部であり、大切な家族。
試験的な対面は何度か繰り返されていたが、初めて顔を合わせたときは丸い瞳をきょとんとして、しかしすぐに満面の笑みで抱きつかれ、温かくて、やっと失った家族を取り戻せたような気がした。
はやてにとって6月4日は誕生日というよりは、得がたい絆を抱きしめたとても大切な日。
そんなことを考えているとなのはに優しい眼差しで見つめられ、少しきつく手を握られた。
はやてもそれに答えて握り返すとなのはの唇が髪に触れ、もう一度手を引かれ歩き出す。
なのはと二人でなら、この深夜の廊下も永遠に続いてほしいとさえ思った。
なのはとの逢瀬に時折利用するようになった仮眠室の一つに入ると、後ろから手を回され、抱きしめられる。
「ごめんね?久しぶりだし、特別な日なのにこんなところで……」
「ええよ、わたしもなのはちゃんもちょお忙しいし。会えただけで満足や」
それははやての偽りのない本心で、回された腕に手を重ねるとその温もりを感じた。
「――でね?謝りついでなんだけど、えと、実は――ごめんね!はやてちゃん!」
急に温もりが離れ、再び手を合わせるなのはをはやては不思議そうに見つめる。
けれどなのはがこれほどまでに謝るということは、すぐに仕事に戻らないといけないか、もしくはもっと悪いことなのかもしれない。
はやての心が少しだけ締め付けられる。
「どないしたん?なのはちゃん」
後ろを振り返りなのはに向き合うと下げられた顔を覗き込んだ。
「実はね、プレゼント、忘れてきちゃったの――ロッカーに」
怒った?そう問いかける瞳は眉が下げられ、申し訳なさそうに片方が閉じられていた。
「――なんや。そんなん気にすることあらへん。私はなのはちゃんと一緒にいられるんがほんまにうれしいんよ」
はやてはほっと胸を撫で下ろすと、上目遣いで見上げるなのはにこつんと額をぶつけた。
「でも、でもまたすぐに持っていくから!――ごめんね?」
本当にはやては気にしていないのに、まだ眉を下げたままのエースオブエースに間近で微笑むと唇にそっと触れる。
「ほんまに、ええんよ?」
なのはの気持ちがうれしくて、それがそのまま微笑みに変わるときつく抱かれた。
「それでも、はやてちゃんの特別な日に何もできないのは悲しいから。だから、今私があげられるものをもらってくれるかな」
「その言葉だけで十分や……っちょお――」
なのはの言葉に胸を打たれる暇もなく、抱かれたまま簡易ベッドに倒れこむ。
「なのはちゃん、ちょお待って?」
なのはの胸を押して制すると満面の笑みで特別捜査官の制服のボタンを外し、あっという間にタイまで抜き取られてしまった。
シャツの隙間から入り込んだ手が膨らみを覆い、やんわりと揉む。
「はやてちゃん、ちょっとごめんね腰、上げてくれるかな」
いつの間にかスカートの中に入り込んだなのはの手がはやての太腿を撫でると、ぞくりと背中を這う感覚に体を竦め、なのはの要望に答え少しだけ腰を上げる。
なのはの手は器用にはやてのタイツを抜き取ると、まだ足先に残っていたパンプスをベッドの脇に落とした。
「なのはちゃん、シャワーとか……使わせてくれへんの?」
頬を染めての控えめな申し出は、大丈夫だよ、というなのはの笑顔によって却下される。
優しい眼差しでゆっくりと顔が近づいてくると、観念してはやても瞳を閉じた。
唇に触れる熱いなのはの体温。
薄い皮膚から熱が侵食し思わず声が漏れた。
その隙になのはの舌が入り込み触れ合うと妙に感覚が鋭くなり、はやてはなのはにしがみつく。
息を吸い込むと、間近にあるなのはの匂いが肺を満たし全てなのはに包まれているように錯覚した。
事実、なのはよりも10センチほど背の低いはやては抱きしめられればすっぽりとなのはの腕の中に収まってしまう。
「はやてちゃん――」
唇を離したなのはに耳元で名前を囁かれると、どうしようもなく自分がなのはを求めていることを自覚し背中に回した腕を強めた。
しばらく無言で、お互いの体温を交換し合うとなのはの指先がゆっくりとはやての太腿をさする。
指先で滑らかな太腿をなぞられると触れるか触れないかの微妙な感覚に何度も体を竦ませた。
そしてすぐにはやての大事な部分を覆う布地に到達すると中指を押し付け、一往復。
「っあ――」
はやてはなのはに回した腕で首を抱くと鮮明な快感に思わず上半身を反らせた。
「はやてちゃん、もうここ湿ってるよ。久しぶりだからキスだけで感じちゃった?」
いたずらっ子のように微笑んで覗き込まれるとはやてはさらに頬を染め瞳を閉じる。
「そんなん、なのはちゃんと触れ合っとったら――っんぅ、しゃあ、ないやん」
布地に押し当てられたなのはの指先はそのままで、どうしてもその感覚が先に立ってしまいはやては呻いた。
「あは、今ぴくんって動いたよ?はやてちゃん、気持ちいい?我慢しないで教えて?」
もうすでに浅い吐息を繰り返すはやてはなのはを見上げる。
「気持ち、ええ――なのはちゃん、すきや――」
そう答えるとすぐに切なげに眉をひそめたなのはに口付けられ、抱きしめられた。
「はやてちゃん、私も好きだよ。すごく、好き――」
なのはの囁きがはやての心に響くと、達しそうなほどの衝撃が駆け抜けはやての目じりに雫が浮かぶ。
「っは……なのはちゃん、なのはちゃ――」
喘ぐはやてにもう一度触れるだけの口付けを落とすと、するりとはやての下着の中に指先を差し入れ、動きを再開した。
「はやてちゃん、まずは一回……。ね?」
もうすでに十分潤っているはやての滑りを利用して、ふっくらとした突起を撫でていく。
なのはが触れる前から少し膨らんでいた突起は、なのはの指が触れるごとに硬さを増し存在を主張した。
最も敏感な部分を覆う包皮を指先で押さえ、こりこりとくすぐるとはやての吐息は途切れ途切れになり早くも一度目が近いことをなのはに教える。
「はやてちゃん、もういきそう?」
なのはが尋ねると、何度もはやてが頷く。
「そっか、じゃあ可愛いとこ見せて?ね?」
そう言って、なのはは達する寸前のはやてから少しだけ指を離した。
「っあ、や――、なのは、ちゃん」
はやてはなのはにしがみ付きながらも達する波には逆らえず、自然となのはの指に突起を押し付けてしまう。
そのままがくがくと腰を震わせると、なのはの指に押し付けた突起が擦られ、はやてはあっけなく一度目の波にさらわれた。
「はやてちゃん、可愛かったよ」
そうなのはに囁かれ、はやては先ほどの自分の痴態を思い出し顔を背ける。
「あんなん、ずるい……」
少し拗ねてしまったような仕種のはやてに寄り添うと顔を覗き込み、くすりと微笑んだ。
「でも、すごく可愛かった――」
なのはは指に押し当てられたはやての感触と、そんな自分に羞恥を感じながらも抗えないはやての表情を思い出し額に口付ける。
「わたしは、なのはちゃんと、もっと――」
「もっと?」
またすぐに顔を背けてしまうはやての言葉を繰り返す。
「――触れ合いたいんよ」
そう言って指を噛むはやてが愛らしくて、なのはは体を離すと教導隊の制服を躊躇わず取り払っていく。
「そうだね、ちょっといじわるだったかな」
そう言って、残すはショーツだけの姿になるとはやてのスカートにも手をかけた。
そして、水色のショーツをゆっくりと引き降ろす。
「あ……、なのは、ちゃん?」
疑問の声を上げるはやてににこり微笑むと、体に力の入らないはやての太腿を割り開き唇を寄せる。
「や!あかん!なのはちゃん――」
なのはが何をしようとしているのかわかったはやては、辛うじて上体を起こしなのはを制した。
「……だめ?どうして?」
はやての顔を見上げ問いかけるなのはに頬を染めると、視線を逸らす。
「――て、せやかて、今日一日シャワーも浴びてへんし……」
少し言い淀むはやてになのはが、大丈夫だよ、と言ってもはやては首を縦に振らない。
「大丈夫、いうても……。やけど、あかんよ?なのはちゃん――っぁ」
はやての言葉が終わらないうちに、そっと伸ばしたなのはの指先がたっぷりと潤った泉をかき混ぜた。
そのまま、指を這わせながらはやての瞳を見つめる。
「じゃあ、どうしてほしいか、言ってほしいな」
一瞬はやては言葉に詰まるが、なのはの指先が少しだけ中に入り込みはやてに返答を促す。
「っあ……ゆ、ゆびで、して……?」
顔を真っ赤にしたはやてが妥協案を口にするとなのはは微笑んで頷き、再び顔を寄せ、舐め上げた。
「あぁ――、や、いやや、なのは、ちゃん!」
舌で泉を舐め上げ、蜜をすくうとはやての膨らんだ突起を口に含んでキスをするように細かく何度も吸い上げるとはやての体はびくりと跳ねる。
「んっんぁ……、はっ――」
達したばかりのはやての反応は過剰で、なのはの舌が優しく這うだけで達してしまうのではないかと思うほど体を震わせた。
なのはの唇がはやての突起を口に含み吸い上げると、いつもは隠れているもっとも敏感な部分を舌で撫でていく。
はやての泉はさらに蜜を溢れさせ、甘い喘ぎがひっきりなしに口から零れた。
「ひぁっ、あ、あ――な、のはちゃん、わ、たしも……あかん……また――」
はやての体が再びがくがくと震え出すとなのはの舌が突起を押しつぶし、ちょうど根元と敏感な部分の境目をきつく擦る。
もう絶頂が近いのだろう、はやては背中を反らせ呼吸が浅くなり胸で何度も息を吐いた。
「んんぅ、あぁ……なのはちゃん、なのはちゃんっも、あか、ん、っやぁあぁあぁ――」
はやてがなのはに達することを告げようとした瞬間、なのはの指がはやての中に放たれ少し窪んだ部分をきつく押されると、中での快感と突起での絶頂感が重なりはやての全身が激しく痙攣する。
はやては立て続けに、二度も達した。
ピピピピ――――
朝のまどろみの中で、昨日意識の薄れる中セットしたアラームが鳴り響く。
自分の方が少し早い出勤であることを思い出し、隣で寝ている友人を起こすまいとはやてはすぐに手を掛けアラームを切った。
昨夜の名残から、まだ全身が気だるい。
制服を取ろうとそっと体を起こしベッドから抜け出ようとすると、腰を抱かれ引き止められる。
「ごめんな、なのはちゃん、起こしてもうた?」
まだ寝ぼけ眼で目を擦る友人は、どこに行くの?と問いかけた。
「もうそろそろ仕度せなあかんから……」
そう言ってはやてが優しげな手つきでなのはの頬を撫でると、腰を抱いた手が強まり引き寄せられる。
「あっ、ちょお――なのは、ちゃん」
再び元いた場所に戻され、なのはは首筋に顔を埋めるとむにゃむにゃとはやてに何かを囁いた。
「え?なん――っ」
聞き返そうとなのはの方を向いた瞬間、唇を塞がれ同時になのはの体が圧し掛かる。
「なのはちゃんっ」
問いかけるはやての言葉に、なのはがぺろりはやての耳を舐めるとそのまま唇を押し当てた。
「ん――、はやてちゃん。私と家族を増やそうよ――」
「なっ、ちょ――ねぼけとる?」
「寝ぼけてなんか、ないよ」
なのはははやての首筋に埋めた顔を離すと、間近で微笑む。
同時に、指先をはやての腰に滑らせるとそのまま一本指を埋めた。
「はやてちゃん、ここまだ濡れてる……」
「やっあ――、そんなん、しゃあないや、ん……」
なのはの指がゆっくりとはやての壁を擦っていくと、呼吸が乱れはやての下腹部から鈍い快感が湧き起こる。
「ん、ん……、なのはちゃ、遅れてまう……」
はやてが息も絶え絶えになのはを見つめるともう一度微笑まれ、左足を持ち上げられた。
「この方が深いでしょ?はやてちゃん、中がもうとろとろ」
そう言うと、なのはは指先一本で持ち上げるように中の壁を押し上げる。
「それしたら、あかん――ひぁっ!あ……うぁっ」
奥の柔らかな壁を強く押され、堪らずはやては呻いた。
この時間にはもうすでに管理局は動き始めているから大きな声を出すことはできない。
はやては漏れ出る喘ぎを手で塞いだ。
「ん、んん……くぅん……や、なのは、ちゃ――」
静寂の中で、自分の早まる呼吸と湿った水音が部屋に響きさらにはやての羞恥を煽る。
そんなはやてを見つめると、中を探るなのはの指が早まりさらに押し上げた。
単調に中を擦っていくだけでもはやての締め付けがきつくなり、なのはの頬を緩ませる。
奥に押し入れた指で柔らかい壁を何度も引っ掻くとはやての中は狭いままぴくりと痙攣した。
「はやてちゃん――」
「ひぁぁっ、やっも……あかん――」
なのはが呼びかけると、いやいやと首を振り絶頂が近いことを教える。
なのはは指を埋めたままはやてに寄り添うと口付け、手の平で膨らんだ突起を押しつぶした。
「んっんぅ――――っっ」
はやての喘ぎはそのままなのはに飲み込まれ、激しく腰を揺らして達したことを告げた。
しばらく細かい痙攣を繰り返したはやての中からつるりと指を抜くと、はやての吐息に聞き入る。
そしてなのはは何かに気づいたように目を瞬くと、はやての耳元に唇を寄せた。
「あ、そう言えば昨日ちゃんと伝えてなかったかな?はやてちゃん、ハッピーバースデイ。
大好きだよ――」
浅い呼吸を繰り返すはやてにそう告げると、快感の余韻に震える体を抱きしめた。