おとな×こども(高町家)
「んっ……」
高町家の深夜、ぼんやりと間接照明が照らす中重なり合う二人。
なのはは膝立ちでソファにしがみ付きながら、フェイトの指の与える快感を必死になって耐えていた。
なのはの部屋着は丈の長いスカートのようなデザイン。
フェイトの手元は覆われてしまっているが、ゆるりと揺れる桃色の裾がフェイトの指先がなのはを着々と追い立てていることを窺わせた。
――あっ、だめ、だめ……フェイトちゃんが入ってきちゃ、う――。
――うん、なのはのここすごく濡れてるから力入れなくっても吸い込まれていっちゃうよ?
――そ……んなこと、言わない、で……。
――だって、本当のことだよ?なのはがこんなに感じてくれたってことだからうれしいよ……。
――ほら、もう半分まで入っちゃった。ふふ、なのはの中ぬるぬるだけどすごく狭いね。
フェイトの言葉に反応してなのはの中が締め付けると、それを解そうとフェイトの指先がゆっくりとなのはの中をなぞっていく。
ざらざらとした壁に押し付けるように指を動かし、指先がつるりと窪みに入り込むと耐え切れずなのはが声を漏らした。
「っあぁ――!!」
リビングに響く喘ぎに、慌てて指を噛んで耐えると荒い息を吐く。
――なのは、気持ちいい?後ろから入れられると好きなところに当たるね?ほら……。
――んんっ、フェイトちゃ……きもちいい、よ。
――あぁっ、それしたらだめ、お……かしくなっちゃ、う……。
――いいよ?ここたくさん擦ってあげるから、おかしく、なって?
そう言って、なのはを抱きとめていた左手が段々と下へと滑り両手がなのはの部屋着の中へと入ってしまった。
部屋着の中へ入ると、今度はなのはの薄いライムグリーンのショーツの中へ侵入を開始する。
ささやかな茂みを撫で、そのまま手を滑らせるとなのは自身が吐き出した滑りを利用して割れ目の天辺の突起に触れた。
なのはの体がびくりと跳ねる。
――なのはのここ、もう大きくなってるね。それに、私が触ったらどんどん硬くなっていくよ。
――なんでかな?ね、答えて。なのは。
問いかけながらもフェイトの指は止まることなくなのはの突起の先端を優しく揉み解していく。
もちろん、中に埋めた指もゆっくりと窪みをなぞり、指先で何度も引っ掻いた。
ぞくり、中と突起から湧き上がった快感がなのはの背を駆け上がりフェイトの指を締め付けると、腰ががくがくと震える。
なのはの絶頂を感じ取ったフェイトは、無情にも指先の動きを止め突起からも指を離してしまった。
浅い息を吐きながら、がくりとソファに突っ伏すなのは。
ひくり、と体全体が震えている。
――なのは。だめだよ?ちゃんと質問に答えてくれなくちゃ……。
――って……あ…んなことされたら、すぐ、いっちゃ…うの……。
――可愛いよ、なのは。でも質問の答えには、なってないね。
――どうしてここがこんなに硬くなるのかな?――なのは?
――っあ……や、またっ!んっぁ…フェイトちゃんが、触るから……。
――フェイトちゃんの指がここぐりぐりすると、気持ちいい、のぉっ!!
――ふふ。なのは、念話だと素直だね?
――っ、フェイトちゃんの、ばか……!
瞳を潤ませたなのはがフェイトを振り返ると、紅い瞳が細まり優しく頬に唇が触れた。
――素直な子にはご褒美あげなきゃ、ね?
にこりと微笑んだ優しい表情とは裏腹に、ゆっくりだったなのはの中を探る指が早まる。
指先で押し付けるような動きだったものが今度は指全体を押し付けなのはの中を擦っていくと、ざらざらした部分も、奥の柔らかい壁も全てフェイトの指が当たり、なのはが背を反らせた。
同時に、指二本でなのはのすっかり硬くなった突起を押しつぶしながら転がすとなのはの絶頂はもうすぐそこまで来ていた。
――やっ、らめぇ、そんな…したら、も…っちゃ、う……!
――なのは。いくときは?何ていうの?
――んあぁ、フェイトちゃ…のゆびでいっちゃ、うの……いい?――っても、いい……?
――いいよ、なのは、気持ちよくなって……。
――フェイト…ちゃん――あ、あ…いっちゃ…う……!!
なのはの体が激しく震え、フェイトに絶頂を伝えようとしたその時、ぱたぱたと軽い子供の足音が響いた。
「ふぁ……。なのはママ?フェイトママ?……なにしてるの?」
寝ぼけ眼のヴィヴィオが目を擦りながら二人へと歩み寄ると、二人の体が大きく跳ねる。
「――っ!ヴィ、ヴィヴィオ!!」
フェイトが振り返ってヴィヴィオの姿を確認すると、慌ててなのはの中に侵入していた指を勢い良く引き抜いた。
「――っっ!!やっ、ぁ――――」
辛うじて喘ぎは堪えたものの、その刺激が止めとなってなのはを甘い快感が駆け抜ける。
なのはは絶頂をヴィヴィオに悟られまいとソファに顔を押し付け、息が上がるのを耐えた。
「――なのはママ?どうしたの?おなか、いたいの?」
小さな悲鳴を上げ、細かく体を震わせるなのははまだ幼い子供には体調が悪いように見えてしまうのだろう、ヴィヴィオは不安そうにうさぎのぬいぐるみを抱き締める。
「あ、あのね、ヴィヴィオ!なんでもないんだ!大丈夫!――ね?なのは?」
フェイトがなのはとヴィヴィオの間に割って入り、後ろを振り返ろうとした瞬間、フェイトの心臓がどきりと跳ねた。
「――――っふぇ……っく……」
ぺたりと床に座り込んだなのはが、小さな肩を震わせ、泣いていた。
二人の愛の営みの最中にヴィヴィオが目を覚ましてしまったことに驚いたのはもちろん、それだけでなくヴィヴィオの目の前で達してしまった。
羞恥心と、母親失格だという罪悪感でどうしたらいいのかわからなくなってしまったのだろう、涙が次々と溢れ、止まらない。
「なのは、ごめん。――ごめんね。大丈夫だから……」
フェイトが肩を抱いてもなのはの涙は止まらず、それがヴィヴィオにも伝染したのかしゃくりあげる声が聞こえた。
「……っく、フェイトママがなのはママ、いじめた、の?なのはママがないてたら、ヴィヴィオもかなし、いよぉ――」
フェイトの両側から、愛しい恋人と愛らしい子が泣き声を上げると、フェイトも鼻の奥がつんとしてそっと二人を抱き寄せた。
「ごめんね、二人とも。なのはママが可愛かったから、ちょっと意地悪しちゃったんだ……。ごめん、なのは。もうしないから、許してくれる?」
優しいフェイトの声が耳をくすぐると、やっとなのはの嗚咽が収まりこくりと頷く。
「ね?ヴィヴィオ。ママたち仲直りしたよ?驚かせちゃって、ごめんね?」
フェイトの言葉に、涙に濡れるオッド・アイがおずおずと見上げると、うん、と一つ頷いた。
「フェイトママ、もうなのはママにいじわる、しない……?」
「うん、しないよ。もう二度となのはママに意地悪は、しません。ヴィヴィオに誓うよ――」
そう言って、フェイトは改めて二人をぎゅっと抱き締めるとヴィヴィオとなのはの髪に口付けを落とす。
「――さ、仲直りのしるしに三人で寝よう?なのは、大丈夫?立てる?」
まだふらつくなのはの足取りにフェイトが抱き寄せると、甘えるように身を寄せた。
その夜は久しぶりにフェイトが真ん中になって、二人を抱き締めて眠りについた。
翌日、機動六課宿舎の長い廊下を、教導官に少し遅れながら後を追う執務官の姿があった。
「――なのは!まだ怒ってるの?昨日は許してくれたよね?」
フェイトの言葉になのはが立ち止まると、頬を染めて少し俯く。
「……もとはと言えばフェイトちゃんがあんなところで――もう!知らない!」
「なのは――」
再びなのはが早足で歩き出そうとしたところをフェイトが後ろから抱き締めると、耳元にぴたりと唇を寄せて、囁いた。
「ごめん、なのは。謝るから、許してほしいよ、なのは――」
「フェイトちゃん!離し、て――」
なのはが逃れようと身をよじると、さらにフェイトの腕が強まる。
「離さないよ、なのは。愛してる、んだ……ぅわっ!!」
ふとフェイトが視線を正面に向けると、驚いたような表情と苦笑いのスターズ3、4。
「――お、おはようございます」
「あ、あはは、おはようございまーす……」
慌ててなのはから離れると、おはよう、とフェイトが挨拶を返す。
けれどなのはは耳まで赤く染めると、挨拶を返すこともできなくて俯いて走り出した。
「な、なの――高町教導官!」
走り出したなのはをフェイトがすぐに追いかける。
二人の追いかけっこは当分、続きそうだった。
「……ねぇ、ティア。ティアも執務官になったら、あんなふうにあたしのこと追いかけてくれるのかなぁ?」
「――は?あんたねぇ、朝っぱらからなにくだらないこと言ってんのよ。大体、あんた教導官じゃないでしょう?」
「えー!ティアつーめーたーいー!待ってよ、ティーアー!」
機動六課は、今日も平和です。
☆おわり☆